カイトボーディング入門
1. 安全のための注意事項
スポーツカイトの基礎知識でも言ったが、カイトボーディングは、十分な基礎知識と、ルールを守らなければ、非常に危険だ!
カイトだけでも、かなりの危険が伴うが、更に、乗り物に乗ることによって、危険度は増す。
カイトボーディングをするときは、プロテクターを使うことを勧める。
ヘルメット・ニーパッド・エルボパッド・ヒップパッド・グラブ、これくらいつけておけば、安全だ!
怪我をしたら、治るまで、カイトボーディングが出来なくなるんだからな。
それじゃあ、つまらん。まったく。まいるぜ!
てなわけで、怪我する前に、予防しておけ!
自然を知り、自分を知れ!
決して、無理をするな!
んじゃ、そういうことで。
2. まずは走ってみる
じゃあ、まずは走ってみましょ。
今回はマウンテンボードで走ってみよう!
まず、カイトをニュートラルポジションに持ってきたら、ゆっくりマウンテンボードに乗ってね。
まだ、カイトの操作に慣れてないと思うから、カイトから目を離さないようにして、あわてずにね。
あっ、そうそう、マウンテンボードは、風下に向けておいてね。
そしたら、ウィンドセンターでゆっくり、∞マークを描いてみて。
ゆっくりね。急にパワーを入れると飛ばされちゃうから。
進んだ?
慣れてきたら、徐々にパワーを入れて、だんだん加速してみてね。
止まりたくなったら、カイトをニュートラルに移動させて。だんだん減速して、止まったでしょ?
マウンテンボードを走らせたとき、カイトのパワーが落ちたように感じなかった?
もしかしたら、カイトが落ちちゃったかしら?
実は、カイトボーディングでは、風下にはあまり進まないの。
というのも、風下に進むと、相対的に風が弱くなったでしょ。マウンテンボードのスピードが出すぎると、風を追い抜いちゃうから、カイトが落ちちゃうの。つまり、風下には風速より速くは走れないってわけ。
それじゃ、今度は風向きに直角に進んでみましょ。
マウンテンボードを風向きと直角に向けて、マウンテンボードに乗ってみて。
そしたら、進行方向の斜め45度くらいで、∞マークを描いてみて。今度は、斜め方向だし、ウィンドセンターから外れてるから、出きるだけ大きくカイトを振ってみてね。
進んだ?
止まるときは、ニュートラルにカイトを持ってくれば、徐々に減速して止まれるわ。
今度は、反対方向に進んでみましょ。カイトを反対に持ってきて、同じようにしてね。
慣れてきたら、徐々に加速してみて。今度は、加速しても、カイトが落ちたりはしないでしょ。これなら、初めの場所にも戻って来れるしね。
3. ブレーキ
走れるようになったら、今度は止まることを覚えないとね。
さっきは、自然に止まるのを待ってたけど、急に止まりたいときや、坂道で加速しちゃったときでも、止まれるようにしないとね。
基本は簡単だよ。進行方向と逆にカイトを持ってくるんだ。それだけだよ。
進行方向斜め45度でカイトを振って進んでいるときに、ゆっくり、進行方向と逆の位置にカイトを持ってくるんだ。
そうすると、逆方向に引っ張られて、急に止まれるんだよ。
坂道を下りるときも、カイトを逆に持ってくれば、ゆっくり下りられるよ。
慣れてきたら、更に、パワースライドを組み合わせて急ブレーキも出きるようになるよ。コツはマウンテンボードを風上に向けること。そうすれば、カイトに自然に風が入ってブレーキになるから、急に止まれるんだ。
4. アップウィンド
それでは、風上に進む方法を説明します。
風上に進めるようになると、ゲレンデを自由に走りまわれるようになります。
基本的には、風上に進むのも、風向きの直角に進むのと変わりありません。進行方向の斜め前にカイトを移動して引っ張らせます。カイトは風上45度まで進めるといわれています。
しかし、これは、進むスピードや路面の状態によって変わります。走り始めると、相対的に、進行方向と逆の風が発生します。そのため、風上に進むと、相対的な風速が変わるため、カイトはよりパワーを増します。
カイトは、進行方向の斜め前で引くため、進行方向と、進行方向と直角の方向に力が働くことになります。進行方向の力は推進力になりますが、直角の力はタイヤのグリップによって打ち消されます。しかし、直角方向の力がグリップ力を上回ると、マウンテンボードは横滑りをはじめ、結果として、登り方向にあまり多くの角度を取れません。
また、風上に進むスピードが増すと、直角方向の力も増すため、より、横滑りしやすくなります。
アルファルトのようにグリップ力のある路面では、速く、登り角度も多く取れますが、砂地では速すぎると横滑りをし、あまり登れません。
また、風上に上る場合、ウィンドエッジ近くまでカイトを移動させるため、ウィンドエッジでも十分にパワーのあるカイト、つまり、大きなカイトにしないといけません。しかし、大きなカイトは、ウィンドセンターでは、飛ばされるほどのパワーがあるので、注意が必要です。
5. 緊急時
以上で、カイトボーディングの基本の説明は終わるが、やはり、カイトボーディングは危険を伴うスポーツだ!
まだ、コントロールがうまくいかないときや急に風が上がったときなど、予想以上にスピードが出てしまい、しかも、カイトコントロールによるブレーキが出来ないことがある。こういったときは、風下に飛ばされがちで、非常に危険だ!
こうなってしまったら、ボードから飛び降りてしまったほうがいい。余程、広いゲレンデであれば、風下に下ることで、カイトのパワーを落とすことが出来るが、そうでない場合、止まれずに障害物に激突してしまう。ボードから下りれば、簡単に止まれるだろう。
但し、ボードの進行方向に人がいないか、必ず、確認しろ。
また、転ぶ場合、尻餅をつくようなコケ方なら、比較的、安全だ。カイトにぶら下がった状態でコケるので、衝撃は少ない。注意が必要なのは、前方に転ぶ場合だ。この場合、引きずられ、擦り傷などの怪我をするときがある。
カイトボーディングはどちらかと言うと、後傾で、カイトにぶら下がるようにしたほうがいい。この方がカイトのパワーに耐えやすく、コケても後ろにコケるので、比較的、安全だ。
んじゃ、怪我に気をつけて、がんばれや。
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